石井博康

Ishii Hiroyasu

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茫揺(16-Jan.)カンヴァスに油彩 162×130cm  2016

プロフィール

1952 岡山県生まれ1977 東京藝術大学油画科卒業

2001「MASC都市芸術実際会議 」結成に参加[代表]

東北芸術工科大学名誉教授

​■主な個展

1979 ギャラリー・ヴィヴァン(東京)→'83

1983 ギャラリー山口(東京)→'84,'86,'87

1988 ぎゃらりいセンターポイント(東京)

1999 フタバ画廊(東京)→2000,'02,'04

2006 色彩美術館(東京)

2010 ギャラリー58(東京)→'12,'16

2011 GALLERY とわーる(福岡)→1979'-2013,'15

2018   やまがた藝術学舎(山形)

ほか

 

■主なグループ展

1985   「現代日本美術展」東京都美術館、京都市美術館

1987   「ウォールアート展」エルゴ・ギャラリー(東京)

1988   「板橋INSTALLATION〈花〉」板橋区立美術館

1989   「版概念〈過去・現在・未来を採集する版画〉」

            ギャラリーαM

          「板橋の現況展 板橋区立美術館

1989〜1999   「C・A・F 展」埼玉県立近代美術館

1990 「絵画のパラダイス」ぎゃらりいセンターポイント東京)

1991 「日韓現代美術交流展〈新世代の作家達〉」

            船橋アートフォーラム

1992 「現代美術新世代展」国立青洲博物館(韓国)

1998〜2017 「それぞれの「0」展」井上画廊(銀座)

2004 「中日友好交流」中国湖北学院美術館(中国/武漢)

2005 「Japan/Wisconsin Arts Exchange」

            ウエストベンド美術館(米 /WI)

        「石井博康+小林裕児コラボレーション」

             セイント・ノーバート大学(米)

2009 「表層の冒険者たち」CASO海岸通ギャラリー(大阪)

2011 「生まれるイメージ」山形美術館

2012 「東北芸術工科大学の美術家たち」

            神田日勝記念美術館(北海道)

2013 「青木茂〈海の幸〉オマージュ展」

            ギャラリー・ヒルゲート(京都)

        「東北芸術工科大学洋画教員展」晩翠画廊(仙台)

2015〜2020 「Square展」ギャラリー58(東京)

2017 「表層の冒険 抽象のアポカリプス」

            ギャラリー鴻

2017〜2020「八色の森の美術展」池田記念美術館(新潟)

2019 「表層の冒険 抽象のミュトロギア」

            ギャラリー鴻

近年、私の絵画に繰り返し立ち現れる、垂直に落下もしく は上昇する表象。 どうしてこのようなものに囚われるのか、なかなか説明が つかなかったが、制作を繰り返すうちに、画面の向こうにいつ も一つのイメージが姿を見せることに気付いた。それは子供の 頃、故郷の高梁川の橋の上から飽かず眺めた川面の光景のよう に思われた。真下に見える川面にたゆたう光、水面を透過して 見える川底の石や水草はゆらゆらと揺らめきながらもその位置 を変えることはない。しかし膨大な水量は川上から川下へ絶えず 移動し続けるのだった。 今、私の絵画を特徴づけているレイヤー(層)とドットはこの原 体験と深い繋がりがあるように思えてならないたとえば、垂直に 落下もしくは上昇する表象と、画面上を規制し整序付けるドット との関係を、流動する水の層とそれに抗うように川底に留まる 無数の石などと重ね合わせることもできよう。ただ、絵画の問題 はそのこととはまた別の地平にあり、そう単純に納得するわけには いかない。しかし、留まるものと流動するもの、それによって 生 じ る 摩 擦 と 揺 ら め く 空 間 の 層 が 作 り 出 す イ リ ュ ー ジ ョ ン は 、 いま私が見たい世界の一つであるには違いない。