芝 章文 

Shiba Akifum

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「MAO-2861105」キャンバスに油彩 500×610mm2005

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「四神・龍虎図 」和紙に顔料,膠,アクリル,墨,黒箔,金箔

   1400×2800mm 2010

プロフィール

1956 和歌山県生まれ。
1978 多摩美術大学 卒業。

1980 多摩美術大学大学院修了。
2001「 MASC都市芸術実際会議」結成に参加。

2004 特定非営利活動法人「アート農園」

        結成に参加[代表]。

2011「東山の森Ark」結成に参加[副代表]

なグループ展

1978   和歌山県美術展[県知事賞]和歌山県立近代美術館

1979   第14 回 現代日本美術展 東京都美術館、

           京都市美術館・文化庁全国県展選抜展・東京都美術館

1980    第2 回 北九州絵画ビエンナーレ展 北九州市立美術館

1985    “ S EO U L N OV E M B E R ”展 

             ハンガンギャラリー(韓国/ソウル)

1987  「第2 回 犀川国際アートフェスティバル」

           信州新町美術館ほか

          ・ 今日の作家〈位〉展 横浜市民ギャラリー

1988    ニュージャパニーズスタイルペインティング

          〈日本画材の可能〉展 山口県立美術館

          ・ 第8 回 たまがわ「自然・ひと・対話」展 

           玉川高島屋S .C.南館

          ・ A r t i n B oo ksho p〈アルケーとバイオ〉展

           アールヴィヴァン「カトル」(東京)

1989  「JAPANESE CONTEMPORARY ART IN THE '80s

            -90年代へのプロローグ」ハイネッケンヴィレッジ

1992   「東方主義初探」展 京華芸術中心(台湾/台北)

1993  「ヨコハマ現代美術展/横浜の波」

            ポートコミッションギャラリー

    (アメリカ/サンディエゴ)

1994    「モダン・コンテンポラリー・アート・

    セレクション100」展 Bunkamura Gallery

1994      斉藤記念川口現代美術館開館記念

              「コレクション」展 斉藤記念川口現代美術館

1995     横浜市民ギャラリー3 0周年記念

          「第3 0回 今日の作家展〈洋上の宇宙〉

              アジア太平洋の現代アート」展 横浜市民ギャラリー

1997      横浜コンスタンツァ姉妹都市提携20周年記念

            「横浜市民ギャラリーコレクション」展

              コンスタンツァ美術館

             (ルーマニア/コンスタンツァ)

1998      MOTIVATION S AKUR A〈動機の桜〉展

            [チハーコヴァー・ヴラスタ企画] 

              マーネス・エキジビションホール、

          ブルノ国立美術館巡回

          (チェコ/プラハ、モラヴィア)

         ・「手と目の冒険広場〈色の博物誌・白と黒〉

              静かな光の余韻」展 目黒区美術館

2017    「表層の冒険-抽象のアポカリプス」[谷川渥企画]

             ギャラリー鴻

        ・「八色の森の美術展-未来に繋ぐ絵画考」

             池田記念美術館(新潟)

2018   「八色の森の美術展-ことの葉のかなたへ」

             池田記念美術館(新潟)

2019   「表層の冒険-抽象のミュトロギア」[谷川渥企画] 

             ギャラリー鴻

       

その他、コバヤシ画廊、A R I K A A R T S I T E、

オオヌキ・アンド・アソシエイツ、文房堂ギャラリーなどで個展、

グループ展多数。

 

 

障壁画制作

浄土真宗本願寺派専福寺障壁画(和歌山)、

浄土真宗本願寺派極楽寺障壁画(和歌山)

 

 

主な収蔵先

上海美術館、横浜市民ギャラリー、

浄土宗来迎寺衝立障壁画、

御坊市民文化会館、福島県富岡町庁舎ロビー、

斉藤記念川口現代美術館、江東区区民文化センター、

ブルノ国立美術館(チェコ・モラヴィア)、

御坊市役所市長公室東八代広域火葬場施設〈東八聖苑〉、

ゴールドマンサックス六本木ヒルズ店、日月庵、

東山の森Ar k、和歌山県立日高高校

 

 

 

絵が産まれる瞬間

抽象絵画であれ、具象絵画であれ、自分が描きたい世界が多様に拡がっている。

近年、それまで描いてきた抽象絵画に加え龍や鳳凰が登場する「四神図」など具体的なイメージが融合する「辟邪絵」を描いているが、これも抽象絵画から派生してきた成果といえるだろう。画面の所々に浮遊する“光球”は古来より“たまゆら(玉響)”と呼ばれ心霊研究では「オーブ現象」と云われたり「神やエンジェルたちの光」と云われて喜ばれたりしているそうである。“たまゆら(玉響)”の本来の意味は勾玉

同士が触れ合って響きあう微かな音のことらしく、転じて「ほんのしばらくの間」、「一瞬」、あるいは「かすか」、を意味する古語らしい。ともあれ僕は、無数の光の玉が画面いっぱいに明滅するように浮遊する絵画を描きたかった。僕にはその“光球”が一瞬、一瞬、微かな明滅を繰り返しながら、産まれては消えてゆく、悠久の魂の存在に思えてならない。

絵画に表される空間の様態は疎と密で満たされた電磁場のただ中に放り込まれたかのように、かすかな振動をともないながら、張りつめた緊張感を醸し出す。いつのころからか画面に現れたその“光球”が、抽象絵画であれ、具象絵画であれ頻繁に描かれるようになる。もとより画家は画面に登場する様々なかたちを、すべて了解して描いている訳ではない。どのような経緯でその“光球”が現れたのか、今となっては記憶が定かではないのだが…。

絵が産まれる瞬間に立ち会って頂きたい。